デフラグでの矯正はA還元法とK還元法があります。
A還元法は酸性矯正でハイブリッド型。オリジナル還元剤のデフラグAにGMTとスピを少量配合して酸性域で還元していきます。
もう一つはK還元法。こちらはA還元法で先に還元しておいてその後に、オリジナル還元剤デフラグK(pH9のアルカリチオ)を上からかぶせる方法です。いわゆる【ph移行還元】です。そのデフラグ式のやり方。
別のブログでも書いたように、従来通りアルカリチオだと、ハイダメージ毛などに対して軟化しすぎ問題が発生して、還元する前に軟化してしまって、癖がとりきれないといった問題が発生するのでハイダメージの方はお断りしないといけないと言ったことになります。それに比べて酸性還元は軟化しないため、じっくりと還元に時間が割けるので、しっかりS-Sを切る事ができます。
しかし、まれに酸化不足問題というのが起こり、そもそも酸性域なのに、酸化するの?酸→酸。って疑問が生まれます。
その問題を解消するために酸性→アルカリにpHを移行することで、酸性剤のpHをアルカリ側に持っていきます。また、酸性剤とアルカリ剤では、毛髪内部の還元する場所が違うので、酸とアルカリを使う事で、まんべんなく還元できるというわけです。
さらに平元式はアルカリに移行する事で、GMTや、スピエラの至適pHに持って行く事ができ、それらの能力を最大限発揮できると考えるオリジナルの移行還元です。
ファーストで酸性に毛髪がなっているので、その後にセカンドのアルカリを被せてもそこまでphは上がらないので過軟化する事なく(毛髪により注意が必要です)かつ膨潤をさせて保水をすることもできるので、のちのアイロン操作がひじょーに楽になります。
次回はご来店から塗布の流れをやっていきます。飽きが来ないように仕上がりの写真(内側)
を載せておきます。※乾かしただけの仕上がりです。