縮毛矯正の話し4の続き
では、このように、キューティクルだけ開いた状態で、還元(タンパク質の結合を切る)出来ずに流す(シャンプーしたりして1剤を流す)と結合がちゃんと切れてない状態になります。この後、アイロンなどを用いてまっすぐに形状を変えていくのですが、このように、ちゃんと結合が切れていないと、せっかくアイロンで形を変えようとしても変わりません。(結合もいろんな種類があるので、見た目にはアイロン等で熱を入れると真っ直ぐになったかのように見える事があります。)
結果として、ちゃんと軟化して、ちゃんとアイロンで真っ直ぐになったのに、2剤を付けて流したらぜんぜん真っ直ぐになってないアセアセ。ということになります。
ただ、従来の考え通り、基本的通りに施術しているので、これはこれで間違い出なくて、ある意味成功なんだけど、結果が伴わない状態になります。そして、すべての進化はここから始まります。
つまり、1剤をつけていままで通り軟化させて、(状態はどうであれ)軟化チェックオッケー、は、オッケーじゃないかもという事なんです。
つまりつまり、縮毛矯正を成功させるためには【還元】(タンパク質の結合を切らないといけない)わけです。
でも笑、1剤をつけて、還元するまで待ってたらキューティクル(俗な言い方で)溶けちゃう汗
じゃあ、無理じゃん、100人矯正したい人がいたら今のご時世80人くらい髪めっちゃ傷んでるじゃん(数字は例えです。)ってなりますよね。繰り返しになりますが、ここの悩みからすべての進化は始まって、じゃあ、どんなにダメージのある髪の毛でもしっかりと還元させるためにはどうしたらいいのかと、考えていくところから、矯正上手になっていきます。
次の話しはキューティクルをなるべく痛めずに還元をしっかりしていくにはという事を実践ベースでお話ししていきます。